補綴物の一種ですので、歯の機能性を補うために形作る人工的な歯といえます。しかし、いわゆる補綴物であるジルコニアやセラミック素材と性質が異なるため、その用途に幅広さを持っているのが特徴です。具体的には、ジルコニアやセラミックは、切削後に残った象牙質を本の歯の外形に戻すように製作し、材質の耐久性と精密さによる密着度にてむし歯予防力に優れた補綴物です。が、ミニッシュは天然歯のエナメル質層よりも薄く製作できるので、材質は硬さを追求するよりもエナメル質と同等なものなので天然歯を再現するようなこともできます。このエナメル質に近いものを極薄に製作できる特徴から、天然歯のエナメル質を補修改善するような用途にも広げられるのです。
少し並びに凹凸があるような歯並びを整えることや、物理的に欠けてしまった歯や摩耗してすり減ってしまっている歯の修復を余計な切削をせずに施し補うことができます。
・前歯のむし歯治療をこれから始める方
・前歯に施した過去に処置跡が目立ってきていると感じている方
・40歳くらいから段々と歯の黄色味を感じてきた方
・歯並びを治すために矯正治療を考えている方
・歯と歯の隙間があって気になる方
歯科医師は誰しもが”極力削りたくない”と考えているわけですが、むし歯治療の実態としては、う蝕部分と共に補綴物を付けるのに必要な大きさを+αとして削っているのです。
本当に最小限の切削と、その部分を補う充填をすれば良いと思われるかもしれませんが、部位や噛み合わせなどを総合的に判断すると、インレーやクラウンとなってしまいます。
また、歯並びの悩みも年々増えていますし、歯の色味に関する相談も増えています。短い期間で済むような少しだけ動かす矯正治療や早期に終えられるであろうホワイトニングを提案できる患者様ならまだ良いかもしれませんが、そうではない場合は費用的にも身体的にも負担の大きい治療計画になってしまいます。しかし、ミニッシュを応用して計画できることで、ちょっとした叢生(前後にガタガタした歯並び)や歯と歯の隙間を埋めたり、歯茎部が出てきたことでの隙間(ブラックトライアングル)を解決して差し上げることができるとすると、エナメル質をリペア(修復・補強)しながら解決できる画期的な処置方法だと考えています。
ミニッシュは、最小限の切削で補綴(歯の形態修復)できる処置方法です。
そのため、前歯だけではなく奥歯にも適用していこうと考えております。
奥歯(臼歯)は前歯と形状や機能が異なり、すり鉢状です。だからこそ、う蝕は咬合面の溝や奥歯同士の隙間(隣接面)がなりやすく、う蝕部に以上に削って補綴物を付けることが多い特徴があります。そこにミニッシュを適用することで、真に最小限の切削で治療することが可能になると考えており、その課題としては噛み込む際の圧力(チカラ)に耐えて機能するかという点です。
顎の骨格や総合的な噛み合わせや摩耗度合いを鑑みて、多くの患者様に提案できるように精査していきたいと思いますので、徐々に選択肢の一つとして活用していきたいと思います。
このミニッシュは一見すると審美的な意味合いの治療方法と解釈されがちですが、実は補綴治療の機能回復としても優秀なものだという可能性を見出しております。
当院としては、患者様により良い治療計画を提案できるよう、前例や事例の少ないものであっても実践して取捨選択していきたいと思い、日々レベルアップに努めていきたいと思います。
1歯あたり | 165,000円 |
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※ 価格は全て税込み価格です。
1. 無料相談のご予約
まずは『無料相談(カウンセリング)』をご予約ください。ミニッシュの特性や料金の詳細および患者様のお口元に合わせた完成イメージをご説明いたします。
2. 口腔内の精密検査
現在、要治療箇所のある患者様に対しては、それら治療が完了してから正式案内をいたします。特に歯茎に炎症がみられたり、根先に病巣の影が映り込んでしまった場合は必ずそれらを治療してからミニッシュのコーディネートに進みます。
3. 施術(プレパレーション&セット)
ミニッシュはプレパレーション(カタチを整えて型取りする)とセット(製作したミニッシュブロックを歯に接着する)の2回の工程で完了します。事前の段取り(精密検査やクリーニング処置)の来院回数次第ではありますが、いざミニッシュの処置に進んだ後は2週間後に来院いただくことで完了できます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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診療日 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ー |
平日:9:15~18:00 土曜:9:00~17:00
休診日:日曜・祝日
成人歯科健診/妊婦歯科健診(船橋市)
※ 2022年4月より、水曜診療を開始しました。
※ 診療日は都合により変更する事があります。詳しくは診療カレンダーをご参照ください。