歯科クリニックはたくさんあり、自宅や最寄駅の周辺でも職場の近くでもその存在を注視して移動してみると、とても多くあることに気がつくと思います。たくさんある歯医者だからこそ、自分に合ってストレス少なく通うことができれば、治療を中断してしまったり定期的なメンテナンスの間隔が過度に伸びてしまうこともないかもしれません。
様々な観点で”合う歯医者”を探すことができると思いますので、その一部を紹介しますので、参考にしていただければうれしいです。
歯医者に限らず、色々な診療科目のクリニックに当てはまるはずですが自身に合うのか否かとは、求めることによって変わってくるはずです。ですので、全ての人にとって”合う歯医者”といえるクリニックは存在しないと思います。もしほとんどの人に合うであろうクリニックがあるとすれば、どんな要望にも応えることができる【幅のある歯医者】なのだと思います。例えば、予約ありきで時間はほぼその通りに診療に入れるけど、急な症状に対しては当日急患としても長く待たずに診てもらえる等。また、必要最低限の説明と処置で終えてほしいという意向もあれば、状態や想定される原因と共に選択肢や総合的に推奨される治療計画を丁寧に説明してほしい等、ですね。
なので、まずはご自身がどのようなスタンスをとるクリニックを求めているかを明確にすると良いですね。それでもまとめきれない時には「こういうクリニックは嫌かな」と考えると逆説的な意味で理想に近い求めていることが整理できると思います。少し自分で整理をした上でクリニック選びをすると、どんな点を見て決めるのがいいかがシンプルになりますし、近年はGoogle口コミをよく見られますので、良くも悪くも他者の評価評判が分かります。しかし、求めていることや評価する観点が違うことで評判通りに満足できないというアンマッチ(期待外れ)があらゆるお店で起きているようです。貴重な時間を使って診療を受けたのに不満足な結果となることが無いように、今後のクリニック選びにおける自身の選択基準を整理していきましょう。
いつでも診てもらえる歯医者には、何パターンかがあると思いますので一概には言い表せません。ですが、傾向としては必ずあるので、参考になると思います。
前提として、歯医者は1箇所の治療でも複数回の処置に渡ってしまう場合が多く、どうしても予約を取ってもらうことで時間を確保して計画的に進めていくことになります。そんな中でも、麻酔を使用した場合の効きの差やなるべく削らぬように配慮することで想定外が起きたり補綴物のフィッティングや噛み合わせの調整に時間を要したりと、処置の予定時間と実際の時間が厳密にコントロールできないことを念頭においた計画としています。口腔内は人によっての差がとても激しくて似ていることがあってもほぼ同じと言えるような患者さんはいません。ゆえに歯科医師や歯科衛生士は上下の歯全体を模って作成した石膏模型を見ると患者さんを特定できるくらい違いを把握していたりします。そのくらい差がある口腔内で処置を行うことはどんなベテラン術者であっても、イレギュラーを起こさずに予定処置を終わしきることが絶対ではありません。そのような歯科医療現場にて、患者さん目線で持つような観点からいくつか分かりやすいパターンを挙げていきたいと思います。
1.複数の歯科医師が診療にあたっているから、いつでも診ることができる歯医者
いくつかパターンを例として挙げましたが、必ずしも当てはまるわけではありません。ですので上記を鵜呑みにはせずに時には実際に受診して総合的に判断した方が良いでしょう。(文章からは複数名の歯科医師が在籍する歯医者が良いと解釈されかないと思いますが、そういう意図ではありません)
そこで、1つの価値観を紹介いたしますので、納得感を持たれた方は歯医者選びの方法として
・自分がどんな状態になっているのか
・治療に際してどんな処置を施すことになるのか
・選択肢がある場合、納得して自身で選ぶことができているか
応急処置の後、本格治療に入る前に上記が満たされているか。途中であっても不足や不安なことは解消できるか。というポイントはとても重要です。
意外と多くの患者さんで当てはまるのが、全く理解しようとせずに言われるがままに全てを委ねてしまいがちな患者さんか、自分の都合を基準に捻じ曲げて解釈して自己判断してしまう患者さんとのほぼ二分されるということです。前者のような患者さんは悪い箇所を治すという意味では良いのかもしれませんが、治療後に再発せぬよう予防に努めていくことにつながらず、長い期間で見た際に繰り返しの治療になってしまう傾向があります。言われた通りにして治してはくれるものの無関心状態には変わりないと見受けられ、本人にとって損しているように思えるのです。後者は、口腔内の状態が悪くなる一方で先々を考えると心配な気持ちになってしまいます。特に歯髄を除去して洗浄し支台歯と被せ物を施す治療の途中、仮の封をした状態で治療を中断してしまう患者さんやそこから来院頻度が落ちて1ヶ月以上も経過させてしまう患者さんがいますが、これは危険な状態でデメリットやリスクしかありません。また、歯根部しか残っていない歯を抜こうとせず保留したまま何年も過ごしてしまう患者さんもいますが、噛めない残根にプラークが付着し歯周病菌の温床となり全身疾患にも繋がるリスクを背負ってしまっています。歯科治療は症状の有無と状態がリンクしないことが多いですし、処置を伴う治療は投薬治療とは違うので途中で止めて回復することのない性質の医療行為なので、患者さん側の意向で中断しても、改善や回復はしないものなのです。
だからこそ、治療を完遂させるつもりを前提に考えていただき、最後まで通って治療を終えるところまで進めていけるかを価値基準に歯医者選びをしていくのが良いと思います。
これを読んでいただいた後に歯医者選びをする場合、診療時間や立地の利便性だけでなく、ご自身の持つ価値観と合うような歯医者を選んで、口腔内の状態を正常に保ちストレスなく楽しい食生活を営んでいただきたいと思います。
2025年12月16日
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成人歯科健診/妊婦歯科健診(船橋市)
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